ニキビ肌はデリケート
肌荒れの中でも特に厄介なニキビは、できる時期によって『思春期ニキビ』と『大人ニキビ』の2種類にわかれます。
2つのニキビはそれぞれ原因が異なり、思春期ニキビは第二次性徴期にともなうホルモンバランスの乱れ。大人ニキビは乾燥やストレス、生活習慣の悪化などが主な原因となっています。
ただ、その根本原因は皮脂の過剰分泌およびアクネ菌の繁殖にあるため、どちらの場合も毎日の洗顔で肌を清潔に保つことが最良の対策となります。
しかし、荒れたニキビ肌は非常にデリケートで、洗顔方法によっては逆にニキビの症状が悪化してしまうおそれがあるので注意が必要です。
ニキビ肌の洗顔方法
<ニキビ肌の洗顔方法は、基本的に健康な肌の洗顔方法と変わりません。
ただ、刺激に弱いニキビ肌のために、以下のポイントに注意しながら洗顔するようにしましょう。
1.濃密な泡を作る
ニキビ肌の洗顔で最も注意したいのは手と肌の間の摩擦です。
両手でごしごしこするように洗ってしまうと、摩擦によって肌が傷んだり、ニキビがつぶれて悪化してしまう可能性があります。
そのため、ニキビ肌を洗う時は、手と肌の摩擦を防ぐ泡洗顔を行うようにしましょう。
ただ、洗っている最中に泡がつぶれてしまうと摩擦が起きてしまうので、できるだけ濃密でキメ細かい泡を作り出すことが大切です。
泡作りが苦手な方は、泡立てネットを使うか、あるいは密度の高い泡を作れる『NonA(ノンエー)』などのニキビ用洗顔料を使うのがおすすめです。
2.タオルの使い方
洗顔の時に気をつけていても、その後のタオルの使い方が間違っていると、ニキビ悪化のもとになります。
タオルは常に清潔なものを使用するとともに、乱暴にこすったりせず、やさしく肌に押し当てるようにして水気を拭き取っていきましょう。
また、ニキビがひどい場合は、タオルの素材もオーガニックコットンなど肌にやさしいものを選んだ方が無難です。
洗顔後のスキンケア
ニキビ対策の基本は洗顔ですが、その次に大切なのが洗顔後のスキンケアです。
顔を洗うと、余分な皮脂汚れが落ち、毛穴つまりが解消されます。
このとき、たっぷりの化粧水で保湿すると、角質層のすみずみまで水分が行き渡ると同時に、肌の表面にうるおいのバリアがはられます。
肌バリアが正常に機能していると、ニキビの原因となるアクネ菌が繁殖しづらくなり、ニキビの発生や悪化を予防することができます。